木造ドミノに暮らす人たち

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大きなキッチンのある木造ドミノ住宅

2013.10. 1

将来はパン教室やお店を開けたら・・・そんな想いをかたちにした、キッチンが中心の住まいです。広い土間から来客を迎えます。もうひとつのテーマは「自給自足」。小さな屋根にいっぱい太陽の恵みを受け入れられるように、OMソーラーと太陽光発電を併設しました。雨水タンクの設置や、家庭菜園の試みなど、色々な意味で自給自足の住まいを家族で挑戦しています。農のある暮らしを実現した木造ドミノ住宅です。 キッチンのすぐそばにはミシンスペースも完備!家事をしながら大好きな洋裁も思う存分楽しめます。リビングには大きな丸い座卓が生活の中心です。ご飯を食べたり、宿題をしたり、大人数のパーティーの時にも大活躍です。 家の中心となるのはオープンなキッチンです。お料理好きの奥さまが毎日腕をふるうのはもちのんのこと、将来はお料理教室やちょっとしたカフェを開きたいという夢もあります。お庭を眺めながらのお料理は本当に気持ちが良い時間です。子どもたちも自然とお手伝いしてくれるようになりました。キッチンの隣には、お裁縫のできるワークスペースを設けました。 こちらのお宅、実は土地は地主さんから借りている「定期借地権付き」住宅です。お隣との境界線にこだわらずに、緑がつながるお庭になりました。木造ドミノ住宅は、シンプルな箱だからこそ、様々な住まいづくりのかたちに選択の幅を拡げてくれます。 植栽デザインは彩園の栗田さんにお願いしました。「小さな庭に雑木林を」「子どもと一緒にいろいろな木の実を食べたい」と希望しました。今では、野鳥と競争して木の実を採り、お庭で採れた木の実やハーブをお菓子作りやお料理に使って楽しんでいます。これから季節を重ねてどんなお庭になっていくのか、ますます楽しみです。そんなに広くないスペースでも、木を一本、緑を少しでも植えることをおススメします。身近な緑は、季節を運んでくれて、毎日を豊かにしてくれるのです。
  • 一番のお気に入りは4つの大きな引出収納。とにかくなんでも仕舞えます。エアコンは後から食器棚の中に設置しました。ほとんどつけることが無いので、普段はすっきり隠しています。
  • リビングと一体となる、ちょっと広めの玄関。雨が降った時には自転車を仕舞うこともでき、寒い冬の日にはスキーやスノーボードのワックスがけをするスペースになります。
  • 「あんまり深く考えませんでした」という2階の間取り。将来は、子どもの成長に合わせて家の中で引っ越しをし、変化を楽しみながら対応していく予定です。
  • 固定階段で昇り下りができる小屋裏。テントのようなイメージで、隠れ家的空間です。荷物置き場としても使っていますが、遊び心のあるスペースになってます。

東京都国立市 S邸

設  計 相羽建設株式会社
建物概要 敷地面積:164.17平米(49.66坪) / 建物延床面積 89.42平米(27.00坪) 主な仕上:外壁 上部/ガルバリウム鋼板 内部 天井/土佐和紙・壁/薩摩中霧島壁・床/杉板・浴室/さわら
完  成 2010年3月

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